夜に旅する。 | 日々日記的小説

日々日記的小説

淡々と文字を書き綴る。

アメンバー、読者は受け付けてません。

ロケショーが終わり、先々週から収録放送の「LIFE IS MUSIC」が始まった。

初回と、二回目は、特別な内容で、
彼の執筆した旅行記の朗読と、その旅で聴いていた音楽が挟み込まれながらの番組だった。
(初回はアイスランド、二回目はポルトガル)

番組内で、その時の曲名の紹介はされず、
旅行記のBGMのような使われ方。

彼は旅に出る時、自分の持っている曲で何枚もCDを焼くのだそう。
彼オリジナルのコンピレーションアルバムといった感じ。

彼の旅先の移動手段は主にレンタカー。
自分で運転して目的の場所を巡る。
その時のBGMが自分で作ったコンピレーションアルバムになる。

そしてやがて、旅を終え、他の場所でその持って行った音楽を聴いた時、
旅先の景色が思い出さされるのだそう。

音楽に景色を映させる。

それが彼の景色の閉じ込め方なようだ。

そのことは、旅行記にも記されているから、
今回のラジオのプロゴラムは、心地よいものだった。

彼の声は落ち着いていた音程で、
旅行記で綴られる言葉もとてもとても優しい。
もともと、言葉をとても選ぶ人だから
言葉の流れが、まず心地よい。
そして、音楽。
チルアウト系の音楽が、言葉と言葉を結ぶ。

深夜の静かな夜に、落ち着いた声と、落ち着いた音楽。
優しい物語のような旅行記と、自分の呼吸が重なって
意識は耳に集中し、脳裏に彼から発せられる世界を想像する。



気が付いたら、寝ていました。

でも、彼は、番組サイトで記していました。
(彼がサイトも管理しているよう)


「寝ちゃいましたは褒め言葉です☆☆」


彼がくれるのは、穏やかな時間なのです。
ほっと、安らげるひと時。

次からはどんな内容になるんだろう。
とても楽しみです。



地域銘菓コーナーで買ったやつ。
これは、京都のお菓子だったはず。